こんにちは、松田です。
今日は熊本のホテルの改装現場の続きをお届けします。
こちらのお部屋は角部屋で、前回のお部屋より一室多く
ツインのベッドルームに小上がりの和室がついています。
まずツインルームでは、総柄だった天井と壁のクロス、
床のタイルカーペットを貼替えしっとりと落ち着いた空間に。
天井のみ明るいホワイト系にしてあげることで
落ち着きの中にも抜け感が生まれています。
貼り替えたばかりの障子が心地よく、室内に差し込む光を和らげます。
和室の壁はあたたかみのある柿色。
一般の住宅ではあまり見かけないカラーながら
床柱や框などの色味と好相性。
喧嘩することなく馴染みつつ、モダンな印象に仕上がりました。
新調した琉球畳とのバランスもばっちり。
そして窓の外はこの眺望。
バルコニーから見下ろせば、
ホテルの人気施設でもあるグランドゴルフ場やゲートボール場が。
こちらのホテルがある植木温泉はどうやら
江戸時代の宿場町「味取新町」がベースになっており、
戦後「平島温泉」という名称で、
市内で唯一宿泊可能な温泉旅館街として親しまれてきた場所だとか。
そして温泉地と聞けば観光客でごった返している印象が強いのですが、
ここ植木は「熊本の奥座敷」と呼ばれ、
宣伝よりは泉質、と昔ながらの温泉街の風情を残しています。
そしてなんと言っても「すいかの名産地」!!
あの歌に出てくる場所とはここのことかと危うく感慨にふけるところでしたが、
原曲はアメリカの民謡だそうです。
すいかは英語でwater melon、ということはmelonの生育環境も似ているのか
SNSなどで人気の七城メロンドームは車で10分程度。
福岡市内からは九州道を南下し植木ICを下りてやはり10分程度。
まもなく冬の入り口、立冬。
スポーツで汗を流した後は、温泉に入って部屋でゆっくり。
そんな週末を過ごしてみられるのも良いかもしれません。